愛犬と暮らす家づくり日記 ~間取り~

 

犬の階段の昇り降りに潜むリスク

階段はあくまで人間が昇り降りするために作られたもの。

その階段を犬が昇り降りすることは、実は大きなリスクや思わぬ危険が伴います。

①腰への負担

まず挙げられるのが、犬の腰への大きな負担。どんなに低い段差の階段でも、犬の腰には大きな負担がかかります。まず上の段に脚を置き、後ろ脚を上げている際には前脚のみで踏ん張り体を支える状態になり、これが身体の中心部である腰に大きな負担をかけることになってしまいます。特に一軒家などのいわゆる普通の階段は、人間の歩幅には合っていますが犬にとっては幅が狭すぎるため、1段に対して前後の足どちらかしかつくことができないことがほとんどだと思います。その場合、公園などにある犬の体が1段にきちんと入るような幅の広い階段に比べて足腰への負担がかなり大きくなると考えられます。

②階段から転げ落ちる危険性。特に下りで落ちる可能性が高い。

下半身に比べ重い上半身を下にしてバランスをとろうとするため、下りのほうが転げ落ちる可能性が高くなってしまいます。

③身体に衝撃を与えてしまう

これは人間にもいえることですが、犬が階段を昇り降りすることによって関節や骨、筋肉などに衝撃が加わります。特に小型犬は人間サイズの階段を昇り降りする際、身体を反らせるような姿勢になってしまうため、そこに加わる衝撃もその分大きく吸収しやすいものになります。

 

もみじのお家づくりは、獣医さんから言われた言葉がきっかけでした。

犬にとって、階段の昇り降りは人間が思う以上に腰への負担であり、

リスクでしかないと・・・。

獣医さんのもとへ通院される椎間板ヘルニアの犬さん達も多く、

一生下半身不随になってしまう可能性も決して低くはない恐ろしい病気だそうです。

ボール遊びが大好きなもみじさん、ボールをキャッチするためガンガンジャンプします。

その大好きな遊びも腰への負担が大きいので、なるべく負担がかからないよう、

階段は昇り降りさせない・抱っこをするようにアドバイスされました。

あんなにボール遊びが大好きでたまらない、もみじがもし腰を悪くしたら・・・、

どんな生活になるんだろう、と想像するだけで怖くなりました。

 

獣医さんの言葉がきっかけとなり、

階段のない平屋のお家で庭でボール遊びができ、家族の気配が感じられる、

ワンさん達が快適に暮らすためのお家づくりがはじまりました。

計画当初は、ワンさん達目線の”おかえり小窓”があった方が良いか、

目線が一緒の高さでくつろげるようにダイニングを小上りにしたらどうか、

夏場冷や冷やの床にするために一部石張りの床にするか、などなど、

ネットでアイディアを収集し間取りを決めていきました。

 

もみじの家の間取りは平屋2LDK、リビングを中心に廊下のないプランです。

屋根付きウッドデッキは、

お家でドックカフェ気分があじわえるとワンさん達のお気に入りスペースです。

リビングや各部屋に点在しているソファーでは、

その日の気分で場所を変え、お腹を出していびきをかいて寝ています(*_*;。

それぞれのお部屋で🐕🐶警備についている時も、👀お互い様子がわかります。

玄関ポーチの段差2段と玄関⇔ホール段差だけなので、

抱っこで楽々リスク回避できています。

 

5月22日、もみじの8歳のお誕生日🍰は新居で迎えることができました!!

大好物のステーキをペロリと食べてご機嫌な⤴もみじさんでした(⋈◍>◡<◍)。✧♡