イシンホームー構造と木材

安心・快適に暮らせる住まいのために・・・

イシンホームでは『構造・躯体』にこだわっています。

勿論このこだわりは、建物標準価格に含まれた標準装備。
建物本体の性能だけではなく、設備や仕様についても、入居される方の住みやすさをテーマに厳選しております。

昔の大工さんは「金物を使わずに家を造る」ことを自慢していたそうですが、構造力学から言うと、それは正しくありません。従来の木材のつなぎ部分は大きな穴をあけるため、木材そのものが細くなり、弱くなってしまいます。イシンホームでは、材料と材料との接合部に用いる専用の金物「HEIG金物」を使用。

特殊な耐震専用金物を開発し、接合部分にふんだんに使うことで断面欠損を少なくします。

また柱、梁、パネルなどの部材の連結を強固にし、どんな揺れにも対応。太い筋交をオリジナルのHEIG金物でしっかり固定し、横の圧力やねじれにも対抗するしているため、優れた耐震性を確立しています。

また、家の構造ですが、多面体で耐力を高めた家は非常に強くなります。
地震はゆれ戻しがあるので、従来の筋交いで固めた家より強くなります。この原理を使って、床を合板で一体に固めた家は強くなります。イシン・HEIG構造の家の設計の特徴です。数々の実験もしています。
また、BOX型の家の屋根面を強化すれば、6面体の高強度な家に自然になります。

つなぎ部分は専用の金物を使用。断面欠損が少なく在来工法よりも耐震性に優れています。

 

土台、柱、梁などの主要構造材にこだわって建てても、仕上げると柱や梁などは見えなくなります。

しかし、これらの主要構造材は、家の中で最も大切な部分で、後から変えることができません。わたしたちは、見えないところにこだわって家を作るのが、建築に携わる人間の使命だと考えています。

 

法隆寺の伝統芸能は今も生きています。

その木材と質と工法により、1300年以上に渡って、立派に建っています。
しかし残念なことに、この素晴らしい国産桧の木材が「高い」という理由で、使われなくなっています。
桧は油分を多く含み、木材が腐れにくい耐久性が高い世界に誇る木材です。

世界最古の木造建築と言われる法隆寺は桧の寄木柱で造られています。それと同じく、高級な国産桧を使い、法隆寺の寄木柱のように強い桧を使用しています。

法隆寺の伝統技術は今も、私たちイシンホームの家造りに息づいています。

木材は、出荷までの年数が価格に反映されます。下の写真を見て下さい。

杉は、約30年から40年で一人前の柱になります。一方、桧は50年から60年で、やっと一人前の柱になります。

その分、桧は中身が詰まっています。この密度の高さが、強度と耐久性に大きく影響します。これが、外国産材に比べても高い理由です。国産桧は、日本が誇る良い材料です。

しかし、木材の良さがわかる工務店とお客様が少なくなり、価格面だけでとかく判断され、国産桧の消費量が大きく減少することとなりました。誠に残念なことです。

木材は、使う場所を間違うとシロアリに喰われたり、腐れてしまい、大切な家が使い物にならなくなってしまいます。木材は、値段だけでなく、使う場所に応じた種類の木を選ぶことが重要です。
梁には、強度があって、価格はやや高いアカマツ(レッドウッド)を使っています。

 

家の専門家は、木の弾力性ではなく、破壊限界値の曲げ破壊係数を重視します。
なぜなら、弾力性は材料の変形のしにくさを表す値で、ガラスのように数値が高くても脆い材料もあるからです。
曲げ破壊係数は、材料の強度を表します。家の構造材として木材を見るときは、この曲げ破壊係数の高いものを選ぶのが肝要です。

欧州赤松は強度が非常に高く、世界の銘木で高級家具にも使われています。
その強い欧州赤松の中でも、最も強い強度の木材を生産できるのが、北緯58?62度のライン間で採れる材料です。冬はマイナス50℃まで下がる、極寒の地に育つ鍛え抜かれた木材の強度は、群を抜いています。

一般に使われているホワイトウッドより樹脂分が多く、水に強いのが特徴です。高温多湿で、木材が腐りやすい日本の気候にピッタリ合う木材です。

その強い性質が作られた理由は、「赤王者梁」欧州赤松が乾燥地に育つからです。水分の多いところに育つホワイトウッドは、水分の吸収が早いのですが、欧州赤松は育った過程が違うので、水に強い木材になりました。欧州赤松は油分を多く含み、木材が腐れにくく、耐久性が高い世界に誇る木材なのです。

 

欧州赤松は価格は高いが曲がり、反りが無い木材

国産松材に比べても高く、高級な北緯58?62度の欧州赤松を使うのは、木の曲がり、反りが無いからです。

曲がらずに一直線に天に伸びて育った木材は、加工しても曲がりません。試験強度も、高い数値が出ています。木材の中の水分量を極端に少なくする乾燥をしても、狂わない木材を使うと、後々アフターの少ない家になります。
安心できる住友林業の木材商社を通じて、木材の仕入れ、現地ランバー(板状加工)しています。

 

また、高い最強の梁に使う木材を日本に持ち込み、特殊加工で強度を上げる日本の木材会社で寄木加工して、さらに強度を上げて狂いを少なくしています。

最高の木材産地で選ばれた材料を、最後に日本で加工するのは、末長い安心の木材を得るためのこだわりです。安易に価格に流されるのではなく、目の行き届く材料を、製材のプロ職人と、最先端加工技術でつくるのがイシンの企業姿勢です。

イエシロアリ、ヤマトシロアリは、地面に近い基礎部分から入ってきます。

通常は基礎と土台の間に通風換気スペースの隙間があり、そこからシロアリが入ります。「シロアリを床下に入れない」イシン工法の気密防蟻基礎にすれば、シ ロアリを防げます。床下への空気はアレルノンフィルターを通過するので、微細なものまで通しません。建物外周部の木材を「シロアリが食べれない」スーパー防蟻土台と柱にすれば、被害を防げます。またイエシロアリは湿気を好み、空気の流れを嫌います。

床下は常にエコアイ換気で空気が流れ、湿気もたまりません。シロアリが嫌がる環境です。それだけではありません。外壁下地へ通常より高額な20年保証の熱反射断熱シートを標準採用しています。通常外壁と下地シートの間に空気層があり、外壁の湿気を逃がす構造になっています。熱反射シートを採用するとこの空気層が2℃ほど温度が高く、気流の上昇が早くなり、壁体内の湿気を逃がすので、構造材の劣化が少なくなります。湿気が少ないとシロアリもつきにくくなります。

通常、壁倍率2.5のパネルが多く使われていますが、HEIG耐震パネルは壁量3.0の高い耐震構造の耐力壁です。

木材へのこだわりから科学的に、HEIG金物から耐震パネルまで世界最高水準の材料を選択しました。

 

災害大国日本だから生まれた、世界の技術「ワールドプレミアム」商品と、手に届く「ワールドスタンダード価格」で届けるのが、イシンの夢です。

イシン・HEIG構造は、耐震専用金物をふんだんに使用し、パネルで柱、土台、梁を一つの箱のように強力に固定。地震等の強い力を面全体で受け止めることで、一般的な在来筋交工法に比べ、二倍の強度を誇ります。

 

木造住宅でも、材料はピンからキリまであります。

イシンホームがなぜ高級な木材にこだわるのか?その訳を知っていただければ幸いです。